冬季オリンピックが行われて、様々な競技で結果が出てきています。
競技によっては、低年齢化と言われ、10代の選手も多く活躍しています。
オリンピックを考えている選手は4年間というスパンで物事を考えていることが多いと聞きますが、実はそれ以上に年数をその競技のために費やして行きています。
その揺るがない気持ちはどこから来るのか色々考えてみました。
ちょうどジュニア選手たちの指導をしている時のことです。
ボールを使って体を動かしていました。選手たちはとても楽しそうにやっています。
時間をみて、「ボールを片付けて集まって!」と声をかけました。
しかし、なかなか片付けようとしません。その時、一人の選手がボールを抱えて私のところに持ってきてくれました。
他の選手からは「真面目すぎる!」「もっとやりたいのに!」という声を上がっていました。
私は、選手たちにこんな話をしました。
「今のオリンピック選手は16歳ぐらいから40歳過ぎまでの年齢の選手がいます。前のオリンピックから今のオリンピックまで4年間。もしかしたら小さい時から目指していたから4年どこではないよね。みんなはプロ野球選手になるんだ!甲子園に行くんだ!って目標を口にしているよね。その目標に向かうためには真面目にコツコツやらなければ辿りつけないんだよ。多くの人がそれができなくて目標を達成できない。理由は途中で真面目にやらなくなるからなんだよ。だから真面目って人のことを思ったら自分の目標からずれてきていると思った方がいいんじゃないかな?」
小学生の高学年になると、だんだん自分がどのぐらいの実力があるのかわかってきます。
すると、口では全国大会!プロ選手に!と言っているだけになり、行動が伴わなくなってきます。
そんな時は本当にその目標でいいのか、もう一度考え直してみたらいいと思います。
目標を変えることは決して悪いことではないと思います。
そして、どの目標でも真面目に向かっていけば必ず達成できると私は思っています。
皆さんはどう思われますか?